武田氏と菊地社長の縁は、元キックボクシング世界王者で治政館館長の長江國政氏がつないでくれたもの。
2015年7月15日、武田氏はプラスワン・福島を訪ね社員に、そして、今の福島にエールを送ってくれた!
1972年12月27日生まれ。東京都出身。93年に治政館入門。
95年、新日本キックボクシング協会でデビュー。97年にウェルター級王者となり00年、ムエタイ王座初挑戦。01年、ラジャダムナン・スタジアムウェルター級王座獲得。
03年よりK-1 WORLD MAXに参戦。強烈なローキックと右ストレート、愚直に前に出続けるファイトスタイルで人気を博す。
09年10月26日のアルバート・クラウス戦を最後に現役引退。
10年にはよしもとクリエイティブ・エージェンシーの俳優部門に所属し、ドラマや舞台に出演。「検事・鬼島平八郎」「示談交渉人 ゴタ消し」「デカ 黒川鈴木」などに出演。
Q.1 菊地社長との出会いのきっかけは?
菊地社長と僕のキックボクシングの師匠である長江國政先生がお知り合いで、お二人が展開する次世代の子どもたちのための団体に、僕も関わらせてもらうようになったことが、交流のはじまりです。
Q.2 武道に進んだ理由を教えてください。
「お金」です。僕の家は貧しく、はやく家族を養いたかった。高校から続けていたラグビーでとも思ったが、お金のことを考えると違うなあと。ちょうどテレビでK-1を見て、「これだ!」と武道の世界に入りました。治政館に入った理由は、たまたま一番近いジムだったというだけなんです。
Q.3 武道を通して得たものはなんですか?
「お金」のために始めた武道でしたが、長江先生に「人の道」「男の生き方」を学びました。あまりの辛さに、ジムを飛び出したこともありましたが、長江先生のような純粋に武道を愛している方には巡り合えず、最終的には長江先生の元に戻りました。
Q.4 現在の目標はなんですか?
若い世代を育て、キックボクシングを広げていくことです。これは20年間育てていただいた長江先生と、この業界に対する恩返しです。個人的な目標では、俳優、表現者として世界でも通じるような役者になることです。
Q.5 目標達成の極意はありますか?
目標を達成するには努力が必要ですが、僕は努力することに迷ったことがありません。目標に辿り着くのが楽しく、努力することは極意というよりも自然なこと。キックボクシングが好きで、これしかできない人間だからかもしれません。死ぬほど練習して努力したからこそ、今があるのも事実です。
Q.6 プラスワン・福島の社員へのメッセージを
夏場は1日4リットルも汗を流すという過酷な現場。日々の肉体労働で身体は十分鍛えられていくと思いますので、体調管理をしっかりし、事故のないように気をつけてください。
Q.7 最後に福島にメッセージをお願いします。
現在でも風評被害などで、復興が進まず取り残されていると感じる方もいるかと思います。ですが、決して一時の応援ではなく、ずっと福島を応援している人たちが全国にはたくさんいます。福島のこれからを、僕も常に応援しています。
元世界王者である長江國政館長のもと、数々の国内王者、K-1ファイターのみならず、泰国ムエタイ約500年の歴史上、武田氏は外国人としては史上4人目のラジャダムナンスタジアム王者として誕生させた名門ジム。
若い世代にも正しいキックボクシングを育成、同時に礼儀なども必然的に身に付け、近年では、U-18 K-1甲子園 日本一決定トーナメントで王者を、U-15 国際ジュニアキックボクシングで王者を誕生させている。
●治政館キックボクシングジム三郷本部
埼玉県三郷市三郷3-13-3 TEL:048-953-1880